クリスマスケーキ 2004 12 17
日本経済新聞で、企業の業績の上方修正が掲載されると、
株価が大幅に上昇し、投資家は、うれしくなるでしょう。
しかし、これを単純に喜んでいいのでしょうか。
現在の社会情勢では、少子化の影響で、市場規模は大きくなっていません。
つまり、限られたパイ(市場)を奪い合う形になっています。
こうした場合は、ある企業の売上高が増加すると、
同業他社の売上高は減少します。
誰かが、クリスマスケーキをたくさん食べてしまうと、
他の人は、食べられるケーキの分量が減ってしまいます。
こうしたことにならないようにするためには、
ケーキの大きさ(人口の規模)を大きくすればいいのです。
もし、人口が減ることになれば、
クリスマスケーキの大きさが縮小していくことになります。
少子化及び少子化対策は、企業利益に直結します。